おかぁちゃんの健康ばなし

心と体の健康を語りたいです

心の栄養

心の栄養。

みなさんのそれはなんでしょうか?
多くの場合、趣味に勤しむ時間であったり娯楽であったりするでしょうか。

私は学生じぶんから音楽が好きで、何かしらのメロディを聴きながらすごしておりました。
失恋したときも、友達と喧嘩したときも、初めての育児に悩み疲れた時も、力強く励ましてくれる歌詞やメロディに支えられていたように思います。

それは今も変わらないのですが、自分だけのことを気にしていれば良かった学生時代や独身時代とは違い、今は自分以外の人と生活をしているので、ずっと音楽ばっかり聴いているわけにはいかなくなりました。

旦那はテレビ星人なので、見たい番組があればミニステレオをオフにしてテレビをつけますし、子どもがタブレットYouTubeを観始めれば、はやり音楽をオフにすることになります。

もしも私がまだ学生であったならイラッとしている状況かもしれませんが、そこはしっかり年を重ねているということでしょう、娘と一緒にYouTubeを楽しむ余裕がうまれました。

そしてその娘が切っ掛けで出会ったのですよ。

2.5次元という世界と!

いや、知ってはいましたよ?
漫画やゲーム原作の物語を人間が演じる舞台がある、ということくらいは、
「所謂、実写化でしょう?」
という感覚で存じ上げておりました。

ただ、興味は全くなくて、どちらかというと原作至上主義といいますか、舞台化や映画化となるとすでに自分の中で出来上がっているキャラクタ像と演者さんとが一致しなかったときの残念感というか…要するに、「なんか違う」って思うことが多かったんです。

娘にも私の謎のこだわりは受け継がれており、原作主義、公式絶対を掲げていたはずだったのですが、友達から勧められたという刀の付喪神がアレコレする例のゲーム原作のやつの動画を観て一発でハマってしまったそうなんです。

娘が買い集めたミュージカル版のディスクや、録画した舞台版の物語を観すすめるうちに私もすっかりファンに(*ノωノ)
すると当然の流れのように他の舞台にも興味がわいてきました。

CSで放送される舞台を片っ端から録画して観ているうち、俳優さんの名前や顔も覚えるようになり、娘と二人で「あの作品に出てた人じゃない?」「いや似てるけど違うでしょ」などと盛り上がったりして。

その当時娘は、仕事を探してはいるけれど色々な事情で長続きしない、または面接に落ちるという所謂ニート状態で、私といえば毎日ダラダラと過ごしている(ように見えていた)娘に、苦言のひとつもこぼした方が良いのか、多少突き放して仕事をしないと生きていけないような状況にでも身を置かせた方がいいのか、と悩む日々でもありました。

結局のところ、お気に入りの俳優さんを観ながら「次はあのディスクを買おうかな。その為には稼がないと」と呟く娘を見て、働く意思があるならばと見守ることを選んだのですが…あの頃、こうして互いにお気に入りの舞台を観て感想を言い合って過ごした時間は、娘にとっても私にとっても心の栄養を得ていた時間だったのかな?と思い返しています。

ある人はこれを現実逃避というでしょうし、またある人は甘やかしただけというのでしょうが。

そんな娘も今はしっかりとココだ!と思う仕事先を見つけたようで、なかなかハードな勤務内容ながらも頑張っています。
仕事が忙しくなると舞台を観る時間はどんどん減っていきましたが、そのかわりに職場の人とランチをしたり、仕事帰りに食事をしたりと、充実した日々を過ごしているようです。
娘の心の栄養は、別の所からも得られるようになったのでしょうね。

私と言えば、あいもかわらず舞台俳優さんから、通勤の車内での音楽から、同居しているワンコや仕事終わりのコーヒー、オンラインゲームの仲間たち、好きな匂いの入浴剤などなど、沢山の栄養をもらって過ごしています♪

心の栄養などというと大袈裟かもしれませんが、これがあるとちょっと気分転換できるとか、嫌な事を少しの間でも忘れられるという何かがあるというのは良いことだと思います。

根本的なことは解決しなくても、少しの余裕がうまれることによって別の考えやアイデアや思いが浮かぶこともあるでしょうから。

ということでこれから、コーヒーを飲みながらチョコシュークリームをいただこうと思います(^▽^)/

もちろん例の刀剣の舞台を観ながらね!